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  • ペットボトルの水は本当に危険なの?ウォーターサーバー各社に電話して安全を確認してみた

今回のポイント

  • 市販のペットボトルの水から、「臭素酸」という物質が検出された事件があった
  • この物質は発がん性のリスクがあるので、食品などへの添加量を国が厳しく定めている
  • ただし、健康被害のおそれがあるのは、この水を毎日27リットル以上飲んだ場合
  • 該当商品はすべて回収されたが、メーカーは原因を公表していない
  • ウォーターサーバー各社は、常に水質検査を行ってサイトで公表している
  • このサイトで紹介しているウォーターサーバーの水は、かなり厳しいチェックを経て消費者に届けられている

この水、飲んだことある!

去年(2016年)の秋、インターネットを見ていたら、驚くべきニュースに目が留まりました。

それは、大手飲料メーカーが発売しているペットボトルの水に発がん性物質が混入されているという内容

サイトには商品の写真も載っていまして、それを見た瞬間、

「この水、家族で旅行に行った時に泊まったホテルで、サービスでもらったやつだ!!」

と叫んでしまいました。

初めてこのニュースを知ったという人も多いでしょうから、詳しく解説しておきましょう。

ポッカサッポロという会社が発売していた「富士山麓のきれいな水」から、食品衛生法が定める基準値を超える「臭素酸」という物質が検出され、商品が全部回収されたのです。

臭素酸とは

臭素酸カリウム自体は不燃性だが、強力な酸化剤であり、他の物質を酸化させる作用がある。このため、第1類危険物に指定されている。

加熱により分解し、有毒で腐食性のある気体が発生する。炭素、リン、硫黄などと激しく反応し、火災の危険をもたらす。

有毒であり、発癌性も指摘されている。

引用元:臭素酸カリウム – Wikipedia

頭があんまりよくない私には「??」な説明ですが、有毒であり発がん性もあるというんですから、こりゃー「えらいこっちゃ」です!!

 

臭素酸は食品添加物として使われている!?

このニュースは、誰もが知っている有名な新聞でも報じられていたのですが、情報がとにかく中途半端!!

「臭素酸って何なのか?」

「飲んじゃったけど、健康被害は出ないのか?」

ちっちゃい子どもがいる母親としては、すごい気になります。

そして、ネットで他のサイトをチェックしてみたら、その不安は倍増してしまったのです。

「いつも食べているパンにも、臭素酸が使われている!!」

しかし、この情報は個人の方が書いているブログで、事実なのかどうかは分からない・・・。

でも、火のないところに煙は立たないと言いますから、このパンメーカーのお客様相談室に電話してみました。

その回答がこちら。

以前は、パンをふっくら焼きあげるために、「臭素酸カリウム」という添加物を使っていました。もちろん、安全基準の範囲内ですから、健康上の問題はありません。でも、お客様の不安の声をたくさん受けて、現在ではこの添加物の使用は中止しています。

パンを作ったことがある人なら分かると思いますが、生地を発酵させるのって、時間がかかりますよね?

この手間を短縮するために、臭素酸カリウムは使われていたのですが、新しい技術の導入でふんわりパンを大量生産できるようになったんだそうです。

ホッ。

ひと安心。

これで、わが家の食卓からパンが消えることはないわ。

やっぱ、ネットの情報はすべて鵜呑みにしちゃダメね。自分でちゃんと、確かめないと!

 

ただちに健康被害は出ないレベル

さて、本題に戻りまして。

この有害物質は、なんでペットボトルの水の中に混入してしまったのでしょうか?

メーカーが2016年10月28日に発表したお知らせによりますと、水にもともと含まれている「臭素」という物質が、オゾン殺菌を行なう過程で酸化してしまい、臭素酸という有害物質になるとあります。

また、一番気になる臭素酸の量ですが、食品衛生法では体重50キロの人が1日に0.55mg摂取しても安全と定めているのに対し、水1リットルあたりからは0.02mgが検出されています。

計算すると、毎日27.5リットル以上の水を飲んだらNGとなるので、ただちに健康被害が出ることはありません。

とは言え、発がん性のある添加物は、どんなに気を付けていても、さまざまな食材に含まれているので、臭素酸の量が少ないから安心というワケではありません。

「有害物質の摂取は足し算」

と考えて、冷凍食品や加工食品、コンビニの食品などはなるべく避けて、摂取量を抑えるようにしたいものです。

ちなみに、このお水は販売中止となり、現在は新商品が販売されています。

なんか、似たような名前の水だな~。

 

ウォーターサーバー各社に電話して、水の安全を確認してみた

ここで新たな疑問がわいてきました。

「そういえば、うちで使っているウォーターサーバーの水も、オゾン殺菌しているのでは?」

そもそも、ウォーターサーバーに使われている水には、大別すると「RO水」と「天然水」に別れます

RO水は水道水などを原料にしていて、不純物をほぼ完全にろ過する膜に通すことで「純水」に近いきれいな水になります。

これに対して天然水は、地下などからくみ上げた水をろ過したり、加熱したりして除菌や殺菌、不純物の除去を行なっていますが、RO水ほど細かな膜は使われていません。

その代わり、地下からくみ上げる水や周辺の環境の衛生状態には、徹底的にこだわっているのです。

 

でも、臭素酸は天然水の殺菌過程で作られたものだから、水がどんなにきれいでも混入する可能性があるのでは・・・。

ということで、今度はウォーターサーバーメーカーのお客様センターに電話して、しっかり調査してみました!!

 

各ウォーターサーバー会社お客様センターによる回答

このサイトで紹介しているウォーターサーバーのうち、RO水だけを使っているのがクリクラとアクアクララです。

天然水だけを使っているのがフレシャスとサントリーウォーターサーバーで、コスモウォーターとうるのんは、RO水と天然水から選べるタイプですから、この4社に電話してみました。

フレシャス:物質が検出されたことは無し

当社での殺菌は、加熱によるものとろ過だけです。

臭素酸はオゾン殺菌や塩素殺菌の過程で発生するものですから、フレシャスの水からこの物質が検出されたことはありません。

また、食品衛生法に基づいた水の定期検査も行なっていますから、安心してお飲みいただけます。

 

サントリーウォーターサーバー:南アルプスの環境まで守っていた!

サントリーには独自の検査施設「安全科学センター」がございまして、ここでみなさまに提供しています天然水を厳しくチェックしています。

水道法では51の検査項目がございますが、当社独自の149項目を加えまして、衛生状態が保たれています。

もちろん臭素酸に関しても、キビシイ検査がございます。

意外と知られていないのが、採水地である南アルプスエリアの森林を、当社が整備していることなんです。

水を産み出す大地に対しても、私たちは最大限に気を配っているのが自慢です。

 

うるのん

うるのんのお水は、オゾン処理がされていませんので、ご安心ください。

その代わり、3種類のろ過装置で原水から不純物を取り除いた後134度の熱殺菌を行ないまして、さらにその後、2種類のフィルターに通して2回目のろ過を行ないます。

工場には検査室がございまして、ここで発送前の水の抜き取り検査を行うなどして、細心の注意を払っています。

※うるのんの品質管理体制は、わたしがこの目で確かめてきたので、お墨付きですよ~。
詳しくはコチラ(ウォーターサーバーうるのん工場訪問記(その2)写真付きで内部を徹底解説・新作サーバーも見てきました!

 

コスモウォーター

コスモウォーターでは、富士山、京都、大分の天然水を提供していますが、いずれも自然の恵みであるミネラルを残したまま、不純物や雑菌などを徹底的に除去するシステムを導入しています。

水質検査に関しましては、自社だけでなく第三者機関にも依頼しまして、安全を確認して公表しています。

ウォーターボトルにもこだわっていまして、環境ホルモンの含有が懸念されているガロンボトルから、安全性の高いPETボトルに切り替えるなど、常にお客様が安心してお水を飲んでいただけるよう配慮しています。

こうして各社のお話しを聞いてみると、やっぱりウォーターサーバーの水って、衛生管理が徹底しているので安心して飲めるな~と感じました。

水質検査の結果なんかは、すべてのメーカーが結果を毎月、ホームページで公表していますしね。

 

陽子が気になった点

ところで、フレシャスさんに電話した時に聞いた

「臭素酸は塩素消毒でも発生する」

という話。

水道水でもありうるってこと?

ちょっと気になったんで、これはまた機会を改めて調べてみようと思います!!

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