髪の毛からからつま先まで、あらゆる細胞に必要な水。

からだの60%は水でできていますから、水分不足になるとさまざまな病気を引き起こします。

低ナトリウム血症や水毒(詳しくは、実はこんなに危険な水道水!皆さんは水道管をチェックしていますか?から)のように、水の飲みすぎが重篤な症状を起こすこともありますが、たいていは、水とミネラルのバランスが慢性的に悪いことが病気の原因となっています。

そこで、今回から4回にわたって、からだの水不足や間違った水分補給が引き起こす病気について、分かりやすく説明してゆきます。

今は健康を自負していても、じわじわと病気が進行している可能性はあります。

のどが渇いたという症状ぐらいしか、わたしたちはからだの水不足を確認できませんから、様々な病気のリスクをしっかり理解して、こまめな水分補給で病気を防いじゃいましょう!

 

体内での水の働き

まずは、からだに入った水が、どのように全身にめぐるのか説明しますね。

水を飲むと、最初に届くのは胃です。

その後、腸へと流れてゆき、腸の壁から血管に入り込んで、血液に混ざって全身をめぐって各細胞に届けられます。

細胞は水分のはたらきを受けて、新陳代謝を行なったり、体温調整をおこなったりと、生命を維持するための活動を行ないます。

そして、役目が終わった水は腎臓に送られた後にろ過されて、最終的には尿として膀胱から排出されます。

1日に体外に出る水の量は、約2.5リットル

常に新しい水を取り入れて、からだは活動を続けているんですね。

ちなみに、水は食べ物に含まれている分で800ミリリットル、食べ物をエネルギーに変えるときに作られる分が

300ミリリットルぐらいあり、体外に排出される分からこの量を引いた分が、一日に飲むべき水の量となります

 

機能を失うと元に戻らない腎臓

からだで使われた水分をろ過する腎臓は、塩分を体外に排出するはたらきがありますので、機能が低下すると、からだの水分と塩分バランスが崩れてしまいます。

また、塩分以外の毒素を排出できないと、尿毒素を引き起こしますし、腎臓が担っている血圧調整の機能も低下して、高血圧を招くことも。

さらに、血液を作るためのホルモンが分泌されなくなるので、貧血の症状も出てきます。

一番怖いのは、腎臓は機能を失ってしまう(慢性腎不全)と、元には戻らないということです。

近年は、治療の技術が進化してきているので、初期の段階であれば機能の低下を防げるようになりました。

それでも、老廃物が溜まった状態になってしまったら、移植手術や透析治療が必要になることがあります。

水を飲む量が不足すると、老廃物が溜まりやすくなり、腎臓への負担が大きくなりますから、こまめな水分補給がとても大切になります。

 

かくれ糖尿病が多くなっている

日本人の5人に1人が患っている糖尿病。

血糖値が高くて、糖尿病と診断される手前の人も含めれば、その割合はもっと高くなり、もはや国民病といっても過言ではないようです。

糖尿病とは、食べ物に含まれるブドウ糖の利用ができない状態になって、失明、神経障害(足の壊疽など)、腎臓障害など、さまざまな合併症を引き起こす恐ろしい病気です。

健康体であれば、すい臓から分泌されるインスリンが、ブドウ糖を肝臓や筋肉などの細胞に移動させるのですが、インスリンが出なかったり、効かなかったりすると、このような症状に至ってしまうんです。

糖尿病はからだの水分不足が原因で発症するものではありませんが、運動をして発汗しているときでもないのに、糖分の多いスポーツドリンクを日常的に飲んでいると、糖尿病リスクが高まってきます。

特に、最近問題になっているのは、「ペットボトル症候群」です。

これは、ソフトドリンクなど、糖分がたくさん入っているドリンクを飲みすぎることが原因となって、糖尿病を発症してしまう病気のことで、なんと、小学生の子供にも増えているんですよ!

糖尿病も、一度かかると治らない病気で、インスリン注射などの治療が継続的に必要になります。

大切なのは、糖分の摂りすぎに注意することはもちろんのこと、初期症状を見逃さないことです。

注意すべきポイント

  • いつものどが渇いている
  • トイレに行く回数が多い
  • からだが疲れやすくなった
  • ダイエットをしていないのに体重が落ちた

こんな症状が出ている方は、お医者さんに相談しましょう。

話しは少しそれますが、ウォーターサーバーのお水に含まれているミネラルの中で、「バナジウム」があります。

バナジウムはインスリンと同じ働きをする物質ということが、科学的に証明されていて、医学の世界でも応用が始まっているんだそうです。

ウォーターサーバーのお水に含まれている量は少ないので、糖尿病の治療に役立つとまではいきませんが、覚えておいてソンはないですよ!

 

水不足は血液ドロドロにつながります

次は、血液のお話しです。

わたしたちの心臓は、休むことなく血液をからだの細胞にめぐらして、栄養分や酸素を送り届けています。

また、代謝などで発生した老廃物や二酸化炭素を運ぶのも、血液の役目です。

血液の水分は、およそ90%。

ですから、からだが水不足の状態になると、こうした「運搬」のはたらきが鈍くなってしまい、

細胞は栄養不足になって機能が低下しますし、老廃物が溜まることで肥満体質になったり、肌トラブルが発生したりします。

さらに怖いのは、血液の濃度が高くなって、ドロドロの状態になることです。

粘度が高くなった血液は、血管を傷つけながら流れてゆきます。

血管の傷つけられた部分は、かさぶたができて盛り上がり、ドロドロの血液が新たな傷を作るという悪循環を招くんです。

こうしてできた塊を、「血栓」と言います。

血栓は血の流れを悪くするばかりか、はがれたときに血管をふさいでしまいます。

これが、脳の血管で発生すると「脳梗塞」に、心臓の近くで発生すると「心筋梗塞」となり、最悪の場合は死に至ってしまうのです。

血管に血栓ができると、からだは危険を察知して、血栓を溶かす酵素がはたらくのですが、

現代人は水不足に加えて、食生活も原因となって血液ドロドロの状態が進んでいるので、作用しにくい状態にあるんだそうですよ。

脳梗塞になると、脳の細胞が壊死してしまい、からだのさまざまな機能が失われてしまいます。

また、心筋梗塞も血流が止まってしまうことで、細胞が壊死してしまいます。

両方とも、死亡率が非常に高い病気ですから、年配の方がかかる病気と決めつけず、普段からきちんと水を飲むクセをつけて、血液をサラサラにしましょう。

下記に、こまめな水分補給以外に行なうべき、血液をサラサラにするためのポイントを挙げてみました。

わが家では、おじいちゃんだけでなく、30代の主人や20代のわたしも実践していますよ!

 

肉から魚中心の食生活にする

魚に含まれているDHAは、血液サラサラ成分として有名ですね!

肉は血液中のコレステロールを増やしてしまいますので、魚中心の食生活に変えましょう。

 

血液サラサラ食品をたくさん食べる

納豆のネバネバ成分(ナットウキナーゼ)、赤ワインやブドウなどに多く含まれているポリフェノール、昆布やモズクなどのぬめり成分(アルギン酸)などは、血栓を溶かしたり、コレステロールを体外に排出したりする効果があります。

 

適度な運動をする

軽いジョギングやウォーキングなどを継続して続けることで、余分な脂肪が落ち、筋肉が付くことで基礎代謝がアップします。

これによって、血液中の脂肪が、だんだんと減少してゆくんです。

 

タバコをやめる

愛煙家の人にとってはつらいと思いますが、タバコは百害あって一利なしです。

(リラックス効果はありますが・・・)

ニコチンは悪玉コレステロールを増大させますし、タールなどは血小板を固めてしまう作用を持ちます。

また、血管が収縮されて血圧が上がるので、すでにできた血栓を破裂させる可能性があります。

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