今回のポイント

  • ウォーターサーバーの世帯普及率は、2015年の時点で5パーセントほど
  • ここ数年は、1年で2パーセントぐらいの割合で利用者が増えている
  • 1980年代にミネラルウォーターがヒットしてから、お金を出して水を飲む人が増えた
  • ウォーターサーバーの人気が高まったのは、東日本大震災(水の汚染、備蓄問題)がきっかけ
  • 最近では、衛生面を保つ機能を搭載し、デザイン性が高いサーバーに人気が集まっている
  • 世帯普及率がさらに上がれば、水代がペットボトルの水と同じぐらいになるかも?

ウォーターサーバーの利用者は、確実に増えている!

最近、ママ友のお付き合いが多くなってきて、今までおじゃましたことがないお宅にも行くようになりました。

ふと気が付いたのが、ウォーターサーバーを置いている人が増えてきているということ。

以前だったら、病院や薬局などでしかお目にかかることがありませんでしたが、今では10人に1人ぐらいの割合で、自宅にウォーターサーバーがあるといった感じです。

あくまでも、私の周りの話しですが・・・。

そこで今回は、

「ウォーターサーバーが実際にどれだけ普及しているのか?」

とか、

「どうして家庭でも使われるようになってきたのか?」

といったことについて調べてみたので、興味深い結果をみなさんにもお伝えしようと思います。

うるのんの工場見学に行った時に、スタッフさんから聞いた話も思い出して書きますので、ウォーターサーバー人気のワケを知るきっかけにしてくださいね!

 

アメリカ生まれのウォーターサーバー

ウォーターサーバーは、1910年代にアメリカで誕生しました。

砂漠や乾燥地帯が多いこの国では、飲料用の水を確保するのが大変だったため、水を宅配で購入するというシステムが全国的に普及して、今日も多くの家庭で利用されています。

ちなみに、ウォーターサーバーというのは日本での呼び名で、アメリカではウォーターディスペンサーという名称なんだとか。

アメリカでは、硬いプラスチックでできた「ガロンボトル」に水が入っているのが一般的で、サーバー本体は日本のようにレンタルするのではなく、購入するスタイルになっています。

水の料金は日本の半分ぐらいだということも、ウォーターサーバーの普及率の高さにつながっているんでしょう。

このウォーターサーバーが日本で使われるようになったのは、1980年代に入ってからです。

しかし、日本ではサーバーのレンタル代や水の料金も高かったということもあって、普及にはかなりの時間がかかりました。

また、2008年ぐらいまでは、各メーカー共に家庭向けのウォーターサーバーサービスを展開しておらず、オフィス以外では病院の待合室などで置かれる程度にとどまっていました。

家庭向けウォーターサーバーが普及するきっかけとなったのは、わたしたちの水に対する意識の変化です。

昔の感覚では、

「水はタダで飲めるもの」

というのが当たり前でしたが、1980年代に発売されたミネラルウォーターが大ヒットしてからは、

「お金を出しておいしい水を飲む」

というライフスタタイルが、次第に浸透していったのでした。

日本人1人あたりのミネラルウォーター年間消費量の推移

1997年 6.3
1999年 8.9
2001年 9.8
2003年 11.5
2005年 14.4
2007年 19.6
2009年 19.7
2011年 24.8
2013年 25.6
2015年 26.7

(単位:リットル/年・人)

出典:ミネラルウォーター協会

東日本大震災の発生で、一気に注目度アップ!

日本のウォーターサーバー市場を開拓してきたのは、このサイトでも紹介しているアクアクララという会社です。

サーバーのレンタル料や水の代金を下げて、企業用のウォーターサーバーを自宅でも利用できるサービスの提供に力を入れ始めました。

この動きに合わせて他のメーカーも市場に参入して、インターネットの広告や家電量販店などで、PR活動が積極的に行なわれていたのです。

そして、2011年の東日本大震災後に発生した原発事故の影響で、水道水を飲むことへの不安が広がります。

また、災害時に水が止まって飲めなくなるという状況を多くの人が体験したことがきっかけで、ウォーターサーバーの水が備蓄水になるとテレビなどで紹介されて、申込者が殺到しました。

そのおかげで、一時は、各メーカーのウォーターサーバーと水の在庫がなくなってしまい、新規の申し込みができなくなるぐらいだったんです。

ここで、ウォーターサーバーの利用者数と売上(市場規模)の推移を見てみましょう。

宅配水の市場規模

顧客件数(千件) 市場規模(百万円)
2007年 670 28,000
2008年 933 38,300
2009年 1,322 48,800
2010年 1,986 68,370
2011年 2,490 91,000
2012年 2,928 117,000
2013年 3,274 120,718
2014年 3,380 118,882
2015年 3,306 128,620
2016年 3,411 132,762

出典:日本市場宅配水業界推定規模(日本宅配水&サーバー協会調べ)

この記事を書いている時点(2016年)でも、ウォーターサーバーのコマーシャルや雑誌広告も増えているので、今後はさらに認知度が高まってゆくでしょう。

 

水道水より安心して飲める?

ウォーターサーバーのサービスを提供している会社のほとんどは、販売している水の衛生状態を自社でチェックしているのはもちろんのこと、第三者機関で検査してもらって、その結果をホームページで公表しています。

原発事故から5年以上経った今でも、放射能の危険を気にする人は多いことでしょう。

そんな利用者の声を受けて、放射性物質の有無もしっかりと継続的に検査しています。

「おいしい水が安心して飲めるのが、ウォーターサーバーの大きなメリット」

と言えますね。

特に、お腹に赤ちゃんがいる方や、小さいお子さんがいるママさんは、水の安全性はとても気になりますから。

水の衛生問題で忘れてはいけないのは、ウォーターサーバーの水質管理システムの進化です。

ウォーターサーバーというのは、水やお湯を作り出す本体にウォーターボトルを取り付けて使いますから、その接続部分から汚れや殺菌などが入り込む可能性があります。

この点を考慮して、外気をシャットアウトして水の衛生度を保つ仕組みを取り入れたり、定期的に熱湯を本体全体に循環させて殺菌消毒したりと、安心して水が飲める機能をサーバーに搭載するメーカーが増えています。

こうしたポイントも、利用者の増加に伴って口コミで広がってゆくでしょうし、テレビ番組などで取り上げられる機会も増えたら、普及率は一気に高まるでしょう。

 

そういえば、うるのんの工場でスタッフさんが言っていました。

 

日本の水道水は世界トップレベルの衛生状態を保っているけど、マンションのような集合住宅だったら、

貯水槽が清掃されていないことがあり、蛇口から出る水が汚染されていることもあるんだそうです。

 

あと、ニュースでよく見かける、水道管の老朽化問題。

古い水道管からは、有害な物質が水に溶けだす可能性があります。

自宅の蛇口につながっている水道管が、どのような状態になっているかは知るすべがないのですから、ウォーターサーバーの必要性ってますます高まってゆくと思います。

 

これからのウォーターサーバーは、インテリア化する?

ウォーターサーバーの市場規模も調査している「日本宅配水&サーバー協会」によると、2015年の時点で、サービスの世帯普及率は5パーセントだそうです。

今後は、さらに普及率が上がると見られています。

その最大の要因は、洗練されたデザインのウォーターサーバーが増えてきていることです。

いまだに、ウォーターサーバーと聞くと、無機質な白い本体に、青いウォーターボトルが取り付けられているデザインを思い浮かべる人が多いと思います。

実際に、ちょっとダサい昔のデザインのまま提供されているサーバーもあります。

(ごめんなさい、メーカーさん。悪口じゃないんです・・・(苦笑))

でも最近は、パッと見た感じではウォーターサーバーだと気づかないデザインも増えています。

たとえば、フレシャス。

うちにあるのは大人ピンクカラーで、高級感あふれるデザインになっています。

水をサーバー上部に取り付けた後、フタをするようになっているので、全体的にすっきりしていて、キッチンやリビング、寝室など、どこに置いてもなじむんです。

あくまでも個人的な意見ですが、古いデザインのウォーターサーバーは安っぽく見えるので、インテリアにこだわっている人でしたら、リビングなどには置きたくないと思いますよ。

 

コスモウォーターもツヤのある本体で、目障り?なウォーターボトルが下部にあるので、インテリアの一部になるデザインだと言えます。

ブラック以外にも、ピンクやホワイトなどのカラーがあるので、部屋のイメージに合わせて選べるのがうれしいですね。

ウォーターサーバーの水代は、ペットボトルの水より高いのがネックです。

「もう少し安ければ、今すぐ、自宅にウォーターサーバーを置くのに・・・。」

なんて考えている人もいるでしょう。

 

まとめ

このまま利用者が増えてゆけば、それに合わせて水の代金が下がることも期待できるでしょうし、省エネ機能も進化して電気代などの諸費用もどんどん安くなると思いますよ!

迷っている方は、各サーバーの体験記事をチェックしてみて下さい。

実際にかかる費用が、イメージできるハズですよ!

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